グローバルリーダー発掘・育成・異動の仕組み構築と導入・運営サービス領域:経営(オペレーションモデル)変革_ケイパビリティ構築

案件サマリー

従来の勝ちパターンが通用せず、既存の競合企業や新規参入企業との熾烈な競争にさらされ、当該企業では事業や機能におけるリーダーの育成が急務になっていた。このような現状を受け、当社がグローバルリーダー育成プログラムの一部を長期間実施した後、複数ベンダーを横断したケイパビリティ構築の「全体設計」をご支援。近い将来、経営を担う人財を輩出すべく、グローバルリーダー候補生の発掘から、選別、育成、その後の配置転換までを範囲にしたコンセプト設計と、研修プログラム提供、個別具体プロジェクトのコーチングを実施。

アプローチ

「全体として将来何人の役員が必要で、そのために何人の候補者が必要か」、「誰を選出するか」、「選定基準、プログラムへの期待値は揃っているのか」、「他の社内研修等との棲み分けは明快か」という問いに答える形で、ケイパビリティ構築のプログラム全体設計をリード。当該企業における本プログラムの位置づけの理解が、海外あるいは事業部門間で異なっていたため、主要役員・事業部門・関連HR部門全体へのインタビューを実施。その結果に基づき、近い将来、経営を担っていく人財を輩出すべく、プログラム全体を再設計。

取組成果

プログラムの意義・位置づけの明確化を実現。将来の役員候補者を見落としてしまうリスクを軽減し、プログラム内容についても、知識・スキル・経験のバランスがとれたものへと昇華。実際のプログラムの中では、知識やスキル偏重ではなく、経営に近いレベルのリアルイシューに対して提言を行うプロセスを通じて、参加者一人一人の強み・弱みをコーチング。当該プログラムを「卒業」した参加者のうち数名は、当該企業でも異例のスピードで、部門の責任者に就任。役員候補を淀みなく生み出す仕組みとして、今後も運営するための基盤を構築した。