アジア某国銀行協会主導での法令遵守プログラム導入サービス領域:法規制対応_法令遵守プログラム

案件サマリー

アジア某国中央銀行主催のセミナーにて、金融機関におけるコンプライアンス遵守プログラムの導入効果について当社が講演。コンプライアンス遵守プログラムの導入は、追加工数となるのではなく、プロセス改善により効率・コストだけでなく業務量の合理的な削減にもつながる可能性があるという内容を欧州における具体的なケースと共にご紹介。聴衆の一人であった「銀行業界発展機関」のディレクターより、この考え方を導入したいとアプローチを受け、プログラム導入をご支援。

アプローチ

銀行業界全体の状況を白書的に調査し、継続的に状況を見える化。各行は見える化された課題に次回調査までに対応し、改善を実行。調査自体も公表し健全経営を目指した。この目的達成のために、1.5日間で実施できるDefine(現状の課題定義)- Discover(課題を生み出している根本要因特定)- Design(解決策を設計)- Deliver(解決策を導入し結果をモニタリング)という4つのフェーズと、それぞれのフェーズの目的・ゴール・進め方・使用ツール等を定め、パイロットとして現地地方銀行の役員数十名を集め、2日間のワークショップを実施した。参加者には、法令遵守がプロセス改善やリスク軽減に役立つことを認識して頂き、その後の取組みのリーダーになって頂いた。

取組成果

参加した現地地方銀行での新規口座作成のプロセス改善について、即座に取組める解決策が提出された。当該業務では、手作業と、役割分担による工数がかかりすぎており、複雑性が増している(作業時間増大、業務プロセス時間長期化、ミスの発生、コンプライアンスリスク発生の余地を残す)ということを明確にフローチャートで図示。業務プロセス及びコンプライアンスリスクを軽減する方向性を定め、ワークショップ後行内でパイロットを行うことへの合意形成に成功。